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Value aging

Vol.3 家族ともう一度レストランへ ~胃ろうから常食へのケアプラン~
Y様の場合

サンケイビルウェルケアの各ホームで取り組んでいる実際の介護事例をイラスト形式で簡単に分かりやすくご紹介。介護職を中心として、 看護職、機能訓練指導員、ケアマネジャーなど様々の職種が連携して、自立支援介護に取り組んでおります。是非、ご覧ください。

1.入居時の様子

Yさまは入居される前に脳梗塞を発症し、ご自宅で倒れているところを発見されました。
そのまま病院に搬送され入院、その時点で脳梗塞による左片麻痺になり、もう経口でのお食事はとれないと宣告され、胃ろうを増設することになりました。
このまま長期療養型病棟を勧められたが、住み慣れたご自宅近くの環境を希望されウェルケアガーデン馬事公苑にご入居された。
入居当初は寝たきりでオムツを使用している状態でした。

2.プランの立案

安全に常食化を進める為の5つのプラン(常食化理論に基づく)をたてました。

1.水分
胃ろうと経口からの総水分摂取量をあげて覚醒状態を確保する(1650ml→2400ml)。
2.姿勢
車椅子やリクライニングでなく普通椅子に座り変え、正しい座位をとる。
3.自力摂取
ご自分のタイミングで食事を召し上がっていただく。
4.義歯
自歯があったためスタッフでは口腔ケアを徹底することと週に1回の歯科往診を受けクリーニングを行ないました。
5.常食
軟らかい食事では無くて咀嚼回数が最も多い常食から始める。

3.実際の状況

最初は1年3か月ぶりの食事で長い間口腔機能を使っていなかった為、食事をする一連の動きがぎこちなくなり、食べ方を忘れてしまっている状態でした。また、咀嚼と舌運動が上手く出来ていないので口の中の左側(麻痺側)に食物残渣が残ってしまい、あまり食事の摂取量が取れませんでした。

そこで私たちは、覚醒状態をさらに確保するためにお好みの水分ゼリーを勧めました。また工夫としてY様の好きな食べ物を提供し、繰返し噛む練習を行いました。

4.改善状況

毎日繰返し噛む練習をすることにより、口腔機能が向上し、前よりも食事がとれるようになりました。寝たきり生活を余儀なくされていたY様でしたが常食を食べることが出来るようになりさらに外食を楽しめるようになり、ご家族で行きつけであったファミリーレストランでハンバーグを召し上がる事ができました。